非言語コミュニケーションの加速

近年、これまで言語で表現していたものの置き換えが加速しているという話は良く聞く。
世界で最も民族的に多様かつ多文化な国の1つ、アメリカ「ニューヨーク」を歩いてみて、それを実感することができたのでここで共有したい。
NY街を歩くと様々なアイコンを見つけることができた。

Emoji(絵文字)による非言語コミュニケーション

ニューヨーク近代美術館MoMAのエントランス。
スクリーンに映されたデジタルのドットイラスト。絵文字。
インターネットユーザーの間で使用されていた「絵文字」は、非言語コミュニケーションツールのひとつである。
2011年にアップルが発表した、IOS5導入に「絵文字」が正式に日本語以外の言語に対応。オックスフォード辞典の発表する新語に「emoji(絵文字)」が正式に追加され、世界に浸透していく。
もうひとつの非言語化コミュニケーションツールであるinstagramとも相性がよい。

SNSによる非言語コミュニケーション

写真はニューヨークで手にした印刷物。
「WHOLE FOODS MARKET」クーポンブック、「Aladdin」のパンフレット、「Brooklyn Museum」のFloorマップ、カップケーキ屋のハンドメニュー、カフェのカップホルダー。すべてにSNSのアカウントが書かれているのである。

どちらも最初のインパクトは画像であり、言語は一切排除されている。
#mybkmの画像では、一枚で4000近くもの「いいね」を獲得しているものもあり、実際に見られている数はもっと多いだろう。

シェアを促すイベント

ニューヨークで注目される雑誌スタイルの新感覚小売店「STORY」。
ものを売るというよりは発想やアイディアを発信し、驚いてもらおうという店舗。定期的にテーマを決めて、店舗スペースに展開している。私たちが訪れたときのテーマは「Love」

自販機に電子パネルがついたこの機械。自身のinstagramアカウントを登録すると(その後、特定のハッシュタグで投稿するように促される)おもちゃやお菓子がもらえるというもの。
ユーザーに面白い体験を提供し、それをユーザー自身の手で広めてもらう。これが今のマーケティングの方法なのかも知れない。

非言語コミュニケーションの理解=SNSマーケティング

SNSマーケティング

「Snapchat」

SNS、連絡ツール、Instagramのような画像の加工を持ち、アメリカで昨年から大きく流行りだしている「Snapchat」。
「Snapchat」のユニークさは、「コンテンツが消える」ということ。投稿した写真や動画が最長10秒間で消えてしまう。SNSよりも気楽に投稿できると人気を博している。

SNS、連絡ツール、Instagramのような画像の加工を持ち、アメリカで昨年から大きく流行りだしている「Snapchat」。
「Snapchat」のユニークさは、「コンテンツが消える」ということ。投稿した写真や動画が最長10秒間で消えてしまう。SNSよりも気楽に投稿できると人気を博している。
さらには、「Snapchat」はテレビ離れしている若者にリーチできる。動画「Intro to Snapchat」内でアメリカの18~34歳の41%にリーチが出来るとしている。

面白い体験+コンテンツ拡散

DIGITAL SIGNAGE

タイムズスクエアをはじめ、ニューヨークにはデジタルサイネージが溢れており、販売促進を目的としたものや、フロアマップのような場所を案内するものなど目的に応じてさまざまな種類のものが存在しました。全体的な印象としては見せ方の工夫やアイデアの詰ったおもしろいサイネージが多いと思いました。

Foot Locker

Foot Lockerという靴屋で見かけた、エスカレーターの動きに合わせて動くデジタルサイネージ。
エスカレーターを利用する人にっては、動くスニーカーが必ず目にとまる仕掛け。

Westfield Garden State Plaza

Westfield Garden State Plazaというニューヨーク郊外のショッピングモール内で見かけた、ゆっくりと360°回転するデジタルサイネージ。巨大なサイネージが回転する姿はインパクト抜群。

CUP CAKE ATM

カップケーキ専門店「Sprinkles Cupcake」に併設された、カップケーキの自動販売機。これにより真夜中にカップケーキが食べたくなっても、24時間カップケーキを購入する事が可能に!!銀行のATMのような画面から商品を選び、購入できるようになっています。

実際に買いに行ってみたが

カップケーキを仕込み中で、購入することが出来ませんでした。