最年少部長まで駆け上がった男

為せば成るよ。
為さねば成らぬよ。

管理部部長 森山 一輝

考えていたのは、
いつもその「次」

管理部の部長になるまで、営業部で14年。
入社から5、6年は人が少ない上にやらなきゃいけないことも多くて、なおかつチャンスがあればそこに行けと言われていたから、部内の異動は多かった。
部内を異動しながら、本当に多くのお客様と仕事をさせてもらったと思う。

7、8年目に「開発営業部」となって新規開拓を増やしていこうとなった時、今で言うオンサイトの走りに携わることになった。
当時の社長(現会長)からは3年は我慢しろ、3年で答えを出せ。と言われて、立てた自分の目標が最低1億。最初の月の売上額は2万円、翌月は10万円、というところからやっていった。
1億に持っていくのに苦労はあったし、途中気持ちが折れそうになった事もあったが、3年という期日(目標)が支えになっていた。

本社に戻ってからは、外食の仕事を広げ、営業部の新たな柱にする事を任された。
ここでも3年で答えを出す、という事を自分なりに目標にして、ここでもチーム作り、メンバーの育成に取り組んだ。
新規開拓やオンサイト先でのお客様との関係作りの経験があったから、新たなチーム作りも売上拡大も着実に進める事が出来たと思う。
そして、その外食チームを任せてもらえるようになった。

ちょうど3年が過ぎ、外食関係の仕事も増え、部下から新たなマネージャーも作る事が出来た頃、自分の新たな目標として、新しいチームを作るとか、自分が経験していない業界や、うちのフルサービスが売れる市場で、新しいお客様を開拓したいな、とか。
ちょうどそんな、“次”を見据えていた時に、管理部への異動の話が来た。

青天の霹靂だった。
正直、まったく考えていなかった。

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お客様に応える。1秒でも早く。

「スピーディ」かつ「柔軟」が、僕らのキーワード。
スピード感はもう絶対。お客さんは1秒でも早く答えを知りたい。だから「この予定でいける?」って言われたら、誰よりも早く教えてあげる。出来ないことも含めて、応えてあげる。
僕らが忙しいってことは、お客さんも忙しい。忙しくしているお客さんの状況を考えれば、いかに僕らがそこに応えてあげるかってことになる。

忙しい時に早く、といわれると萎える人もいるかもしれないけど、僕は、逆に「だったらもっと応えていったら、この次につながるんじゃないか」って思っていた。
うちの営業は皆そんな事を日々考えているんじゃないかな。

営業のスピード感に対して、制作工程とか製造工程とかが同じ温度で応えていったら、最強だよね。そういう会社を作りたい。
そういう想いが最前線にいたときからあった。
だから、営業のそういうスピード感の共有、工場との意見交換に、改善、拠点間のコミュニケーションをまとめていく管理部がいかに重要かというのはわかっていたし、誰かやってくれ…!と思っていたら自分に回ってきた。

フルサービスでどんどん仕事を増やしていって、いろんなことをやらなくてはいけない。
会社の規模が大きくなって、拠点が増えて、いよいよ大きくなったものをしっかり繋がなきゃいけない、という時に自分を選んでもらえた。そのことに関しては使命感を持ったし、だったらやってやろうと思った。

信頼を、夢を、
つなげる。

もともと、入社した時から、水上印刷をもっともっといい会社、もっともっと大きい会社にしたいと思っていた。それからずっと、それを夢として掲げて、いろんなことを考えて挑戦している先輩や上司を見ながら、自分ができる事は何かを考えてやってきた。
その時に自分の決めたゴールがある。売上100億円。そのために、悩んでいる仲間がいたら、自分ができる事は何かを考えて役に立つ事をしようと。

もうひとつ大事にしたのは月並みだけど、「ひと」。
自分は頭がいいわけでもないし、特別なスキル、能力を持っているわけではないと、ずっと自分で思っていて、平凡だな~って感じがあった。
だからこそ、自分に無いものを持っている周りのひとを如何に活かすかを考えてきた。
特に自分がマネージャーになった時、チーフ、課長、次長になる度に、いつも自分ひとりでできることは限りがあるなと感じていた。

自分のできない事をできる部下がいるなら、信頼し任せるかとか、自分より得意なスキルがあるひとにはその分野で部下の指導者になってもらうとか、自分がいなくてもチーム管理出来るリーダーを育てることを常に考えていた。

やりたいことは、
管理しきれない
ほどある。

今後、うちのサービスはお客様ごとに多様化し、拠点も増えるし、離れるし、もっともっと自由になる。
スピードと柔軟性は更に求められるだろうし、そういった色々な課題をいち早く集約し、解決していくような集中管理室の役割が重要になる。

営業、制作、工場、ロジスティクスセンターもいろんな問題・課題を抱えると思う。あきる野に新工場もできるし、コミュニケーションも取りづらくなってくる。
そんな問題を解決していくために、常に連携していって、円滑にまわしていくことを主体的にリーダーシップをとってやっていくのが管理部だと思う。

また100年続く会社にしたいとも思う。面白い会社であり続けたい。印刷会社では少なからずユニークな会社の1社ではあると思ってる。

世の中には、中小企業やベンチャー企業ですごい勢いにのってる会社もあって、面白くておしゃれで、雑誌とかで革ジャン着て、ジーパンはいて、ひげ生やして、CEOです。みたいな会社もあって、それはそれでいいと思う。

だけどそうじゃなくて、お客様からしても従業員からしても水上印刷ってこういうとこ面白いよねって思える会社。かつ、ちゃんと利益を上げ続けられる会社にしたい。
自分自身、水上印刷って面白いな、ほかの印刷会社見て違うなって思った。
それは会長の企業理念だったり、考え方があったり、それを継承して運営してる今の取締役たちがいて、今の先輩たちが居るから。
そういったMICマインド、風土は大事にし続けたい。

世の中で有名な会社になるのも大事だと思う。
でも、知る人ぞ知るみたいな会社、見えないところで世の中に貢献している会社。
誰もが知るような企業の裏で、その人たちを助けている存在。
そういった、世の中をしっかり支え続ける会社であり続けたい。
そして、そこにはやっぱり、面白さがないと嫌だ。働いてる自分たちにとっても。

工場の生産能力とか、フルフィルメント、そして、営業力を強みとする時代からの次のステップ。
デザイン、WEB、IT、新しい分野で仕事を取れる、収益を上げれる体質・体系を作りたい。

「印刷会社はなんでも屋」って表現があるとすれば、まだまだなんでも屋じゃない。
お客様にとってフルサービスっていうのは、企画でも、ブランディングでも、デザインでも、何でも任せられるのを言うんだと思う。
そういうもの含めて全部できるようになれば、なんでも屋。

これからは映像を含めたコンテンツサービスも需要があればやるべき。
WEBを使った印刷の受発注だけでなく、お客様の発注業務もシステム化したり、スマホなどデジタルコンテンツと印刷物の感性を掛け合わせた販促サービス。
マーケティングで科学されたデザインによる売れる飲食店メニュー、ディスプレイを活かす店舗設計や3Dを使った店頭ツール。

まだまだフルサービス、やれることはいっぱいある。

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為せば成るよ。為さねば成らぬよ。

やりたいことはいっぱいある。

「為せば成る」だから。時間はかかる。でもやれない理由を探すより、やれる可能性を考えていくほうが絶対、楽しい。そうあるべきだと思う。
一番やりたいことは、常に未来に向かっていくこと。
100年続くでもいい、100億円を売り上げるでもいい。
そこに向かって走っていることを実感し続けていたい。
できればそれを分かち合いたい。
それを楽しめる仲間と働きたい。

自分が成すべきことを為せる人を育てたい。そういう人が、それを楽しめる会社をつくりたい。

成せばなるよ。成さねばならぬよ。

っていつも自分に言い聞かせている。