「モノづくり」から「サービスづくり」へ
DXの裏側を支える現場の挑戦

加藤 貴洋 – 製造・ものづくり分野 チーフ

PROFILE

加藤 貴洋

製造・ものづくり分野 チーフ

2016年生産本部職として新卒で入社。当時学校ではデザインを学んでいたものの、自分のやりたいことはデザインではないと感じ、モノづくりに関われるMICの生産本部に入社。印刷加工機で3年間オペレーターとして経験を積んだ後、複数の部署を異動。現在は新規クライアントの立ち上げラインのリーダーを任される。「モノづくり」から「サービスづくり」へ。加藤の新たな挑戦が始まる。

「印刷」から「フルフィルメント」へ
突然の辞令はもはや転職。

新規のお客様と仕事が決まったことで、今回チームの立ち上げを任せてもらいました。サブスクのビジネスを展開されているお客様で、お客様の製品ジャンルが少し特殊で当社としても今までにない業務内容でした。
お客様の本社に社員数名で研修に行き、サービスや製品について勉強もしてきました。今まで7年間販促物の印刷と加工に関わってきたので、フルフィルメントについては最初訳も分からず、ぶっちゃけ転職でもしたような気分でした。入庫、リファービッシュ、在庫管理、出庫という作業ですが、作業の流れだけでなく製品について細かい知識も必要になってきます。製品ごとの付属品やリファービッシュのポイントなどを全て把握しておくことは最初は結構大変でした。

最先端サブスクビジネスの裏で起こる
現場の大変さ

我々のお客様はどのクライアントも大手で世間的な注目を集めているお客様が多いです。サブスクに限らず、WEB広告やテレビ・CMでキャンペーンを打てば出荷数にも影響を与えます。取り扱うアイテムの種類も物量も大きく変動します。
印刷は機械の性能である程度出来る数が決まっているので1日単位で大きく数量が変わることが無いんですが、ネットビジネスを展開するお客様だと会員ユーザーの数によって突発的に業務量が変動することがあります。
そこは本当に突発的なものなのか、これから継続的に増えていくものなのか、営業部門とも連携しながら見極めていく必要がありますね。そんな現場に最初は社員が自分一人だけだったので正直怖さはありました。

ヒトの強みを活かす

今は自分を含めて社員が3人、パートナーさんと派遣さんが12人くらいのチームになりました。とにかく新しい仕事で工程も複雑なので、その中で誰が何をやるかは凄く意識しています。ポイントはその人の「強みを活かす」ことだと思っています。いくつかある工程の中で適材適所を考え、その人にあったポジションに配置するのが重要です。例えば手が早くて仕事がスピーディな人は検品が向いています。仕事はゆっくりだけど丁寧に仕事をしてくれる人はリファービッシュをお願いするととても綺麗に仕上がります。出荷は最終工程で最後の砦というか責任を伴う仕事なので基本的に社員がやるようにしています。一人一人コミュニケーションを取りながら、仕事ぶりを見て人員配置を振り分けています。人によって性格やペースも違うので、その人の強みに合ったポジションに配置することで全体として効率的で抜け漏れのないラインになっていきます。

若くして立ち上げの責任者。
今後の目標は。

入社してから沢山の部署を経験させてもらいました。今の仕事もそうですが、新しい仕事、色々な仕事が出来るのは面白いです。せっかく色んなことをやっている会社なので、仕事内容にはあまりこだわらず、今後も自分の成長に繋げていきたいです。
ただ個人的にはぶっちゃけあんまり異動は好きじゃないんですよ(笑)MICは異動多いですけどね(笑)まずは2、3年は腰据えて一つの工程のプロフェッショナルになっていきたい気持ちもあります。行程の責任者やチームのリーダーを任せられることも増えてきたので将来的には可能な限り早く課長になりたいですね。課長になれたらまたさらに上もありますし、行けるところまでは行きたいです。

工場勤務というと常に一定の品質を保つための同一作業というイメージがある。
ただ、DXやWebの進化に合わせて、
工場でのモノづくりやフルフィルメントにも常に変化と進化が求められる。
MICの現場には最先端サブスクビジネスの裏側を支える28歳の若きチャレンジャーがいる。